ASUNA YAMAUCHI

MEMO2

2019.08 -
MEMO4

2019.01 -
MEMO3



2018.12
今年の総括
 
人が何を背負っているかなんて分からないもの。いろんな本を読んで、いろんな人の事を知って、想像できる枠を広げる事が大切だと改めて思った。ビックリするような人と出会っても。こういう人も居る、ああいう人も居る…。きっと何かあったんだろう。それは過去かもしれないし、現在も続いているのかもしれない。病気や薬の副作用という可能性もある。この人の本質はどこだろう。見守っていよう、側に居よう、笑顔で挨拶してみよう、良いところを口に出して言ってみよう、関心を持ってみよう。根掘り葉堀り知りたがるのは良い関心の持ち方でない。優しさだけが良い選択肢ではない。弱い人が嫌いな人には、強い対応の方が良好な関係を築ける事もある。本当に危ない存在には一切関心を向けなくていい。
自分のペースは崩さなくていい。想像するだけでいい。身を削ってまで全体に奉仕する必要は無い。全体への奉仕は余力でする事。自分が傷つけば、自分を心から大切に想う人が傷つく。そんな人が今は居ないとしても、現れる日がくるかもしれない。
全部当たり前と言えば当たり前の話なんだけれど。今年は自分に対しても人に対しても、こう思う事が多かった。



 
クリスマス
 
サンタさんも私もお仕事。休憩中に雪うさぎを作って遊ぶ。雪が降ったら本物も作りたい。
yuki usagi



 
But I have promises to keep,
 
and miles to go before I sleep.
この雪景色に向かって、動物たちが必死だ。春先に親が死んだ子イタチも、逞しく生き抜いている。
snow



 
lay your body to rest
 
2月からドイツで展示。
腹部で分断された人体のシリーズ。技法は様々。
lay your body to rest
2010年にアクリルで描いた作品を2015年に再考。↑の写真はその時描いた5のエスキース。
lay your body to rest 3, 4, 5の技法はラインエッチング、インクは銀色。銀色が一番好き。他の作品に比べ、線を省いている。骨や肉は細部まで描かないと伝えられないが、人体は特殊な環境に居ない限り多くの人間が見慣れているので省いても伝わる。



2018.11
「千年も万年も御無事で長生き遊ばして、未来で添うて下さんせ」
 
大人になって初めて観た文楽の演目は「妹背山婦女庭訓」だった。
敵対する家、その家の子供である久我之助と雛鳥は恋に落ちるのだが、邪魔者が入って舞台は愛故の悲劇に向かって行く。
雛鳥さんも親たちも二人の来世での愛を願ったけれど、来世の久我之助さんは最期に見た光景が焼き付いて生首に美を感じているかもしれない。
何故なら美とは複雑で、単に綺麗だから美しいと感じるわけではない。ただ綺麗な風景や人を見ても綺麗で終わり。感じ入るには至らない。美しさには記憶と原風景が必要、それを見てそれを知って何を想起するかが美しいか否かを決める。
生首を見て、愛する人を想起する。しかもそれが明確には分からず、何故だか分からないけれど生首を見ると狂うような悲しみと愛おしい気持ちになってしまう来世の久我之助さん。ちょっと危ない感じだけれど、雛鳥さんはそれでも会いたいだろうか?
しかし実際に前世来世があるのならば、割合多く潜在的に「死」に美を感じる人が居るはず。残された方は愛する人の死を見るのだから。



 
「少女、花吹雪の中で」
 
イメージを音声でメモする時もある。これは春の音声メモ。
12月の版画コースブログで紹介している(掲載されるのは12月初旬頃)ナッシーの新作の絵を見て、このメモを思い出した。



 
昔の話。
 
絵描きの男性から譲り受けた画材道具一式を、今も有り難く使っている。スーパーでどのアイスを買おうか悩んでいた私に話しかけてきたのは奥さんで、男性は病で面会出来なかったので顔も知らない。
通りすがりの出会いはそれなりにある。名前も知らないまま談笑し、道が分かれれば「ご縁がありましたら、また」と言ってお別れをする。ふとした時にあんな人が居たなと思い出し、元気だといいなあと願う。



 
No heavenly landscape
 
News: Blog post
記事を書いてくれたGabrieleさんとKurtさんには、自分の作品の説明を全くしていない。 人が作品について自由に書いてくれた文章を読むのって楽しい。そして内容が面白い。



 
"the old train is running"
 
the old train is running
このサイトのworksには載せていないけれど、何回か問い合わせが来た版画作品。
この作品は20歳の時、オーストリアのゲーラスで作った。長岡國人教授の企画で、コラグラフ技法のワークショップがあったのだ。
2週間ほど滞在し、修道院内にある版画工房を使って制作した。記憶が曖昧だが、コラグラフ技法はこの時初めて学んだと思う。

・アルミ板等をハサミやカッターで切り(手に刺さるので軍手が必要。薄い金属板は跳ね返りもあるので注意)、トンカチで叩いたり(砂場や岩の上など、叩く場所や叩く強さで版の表情が変わる)、溶剤を塗ったり、ニードルで描画したりして版を作る。
・この作品の場合19の版を配置している。版を重ねるとアルミ版がプレス機によって変形するので、一発勝負だった。版が移動しないように気を付けながら紙を載せる。普段の銅版画と違い、配置も色も同じ様には出来ないので、エディションは1枚だけ。
・作品サイズは106cm×78cm。ハーネミューレ社の出している版画用紙の全紙サイズ。300gを使用。私の場合は銅版画の作品にも300gを使っているが、特にコラグラフは厚み(≒強度)がある紙の方が向いていると感じる。版の表面が平坦でない場合、紙を突き破る危険性があるからだ。

何作品か作り、気に入ったのは3作。その内の1作がこれ。
滞在中はずっと版画の制作をしていたわけでもなく、ゲーラスの町を散歩したり、修道院の庭で絵を描いたり、みんなと一緒にバスで近隣の町に出かける日もあった。今も愛用している版画道具は、ゲーラスの町の画材屋さんで購入した物。
滞在最終日には参加者全員で展覧会を行った。観に来た町の人が、「あなたが駅で列車を眺めているのを見たけれど、この作品の為だったんだね」と言った。この作品はこの時人の手に渡って、もう私の手元に無い。



2018.10
秋しりとり
 
カマクラさんとお出かけをした。プールで一番仲良くなった、70代後半くらいの女性だ。気品があってハキハキした人で、なんだか好き。
待ち合わせ場所に早く着いたので自転車でブラブラしていたら、秋の澄んだ空と黄色いフィルターがかかった風景に頭がボンヤリ…。一人で秋しりとりを考える。薄、金木犀、イチジク、栗、立秋、運動会、稲穂、鬼灯、桔梗、うろこ雲、紅葉、十五夜…。秋って好きだな。



 
いろんな話
 
「この絵」は比喩的な泥沼。私は最近、本物の泥沼に嵌った。膝まで沈み、抜け出すのに一苦労。植物の根が張っている所を踏めば沈まないと知る。
・現在3作品を並行して制作中。9割完成。
・制作の合間に3Dデータを作ってみた。くるくる回してgifにしたものをbiographyに置いた。↓地面の文字は"Grrr..."。
3D



2018.09
画材の展示会
 
仕事の一環で宮さんと行った。筆の試し塗りができ、SK-メテオの2号を気に入ったので買う。ハサミも探していたものが見つかる。他にも色んな画材で遊んだり、宮さんとガチャポンで出た物を交換したりで楽しかった。
全部面白かったけれど、一番印象に残ったのは展示会で出会った・博物館で働く女性。私が化石の色素や龍の骨格など思い付いた疑問を宮さんに言っていたら、聞いていた女性が全部綺麗に回答してくれたのだ。回答を受けて出てきた私のさらなる疑問にも答えてくれた。なんて博識な人だろうと感動。またどこかで会いそう。



 
良し悪し全て失くなり、収束していけば起伏も無くなり、
 
そのうち地平線の上に立っている。大きな棺を引きずり、サラサラと粒子が細かく、風を黄色に染めるような砂の上を歩いている。いつか君にあげようと、可哀想な花を手折る。地平線の先を求めて辿り着けば、そこは海の水平線。黄色い大地の先に広がる青い海は綺麗。もしかしたら、海を見せたくて旅をしていたのかもしれない…と思う。
枯れてしまった花を乗せ、棺を海に託す。見えなくなったら永遠にさよなら。再び歩き出す。



 
my first mezzotint
 
moon
月。インクは青緑。



 
教室のお仕事2
 
インタビュー記事: http://www.art-school.co.jp/info/lecturer/10452/
ある生徒さん=みのたんは歳上だけれど、私が喜ぶと思って虫を拾って来たり、「これ、あすにゃん」と言いながら、全く似せる気がない私の似顔絵(髪型すらも違う)を得意げな顔で見せてきたりする。みのたん含め、教室のみんな面白い。



2018.08
既に晩夏
 
物置のバケツの中に青い蛙が居るように見えたので覗き込むと、蛙の腐乱死体だった…腰を抜かしそうになった。可哀想に、どうしてこんな所で死んだのか。土に還した。
最近急に涼しくなり、蛙も蝉も鳴かなくなった。日照時間も短くなり、夕焼けは見つめている内に遠くの山並みに姿を消してしまう。肌寒い風が吹き抜け、後は静寂だけ。



 
「強い風が吹いても、彼は友だちの手を離しませんでした。」
 
絵本用に作った版画は、3枚だけドイツで展示することになった。現物を、ではなく、映像で流して展示。
good-bye my best friend
セットで買ってくれた人が居たので、オマケで木箱を作って渡した。箱上面の印刷は焼印。焼印は凹凸があって良い。銅版画も平坦に見えるけれど実はインクの盛り上がりがあり(強い線が入っている作品だと分かりやすい)、そういう微妙な凹凸がとても好きだ。



 
注染の浴衣
 
yukata
ホーリーとゾエさんのお姉様二人と注染の工場に行った。職人さんが作業している姿は見ていて楽しい。浴衣の反物は、和装慣れしている二人が選んでくれた一反を買った。上品で可憐、私も一目惚れ。その後のお仕事前にホーリーが美味しいカフェに連れて行ってくれて、ゾエさんが私の買った反物に合う帯をくれた。全部とても嬉しい!そして久しぶりに人とお出かけをして、とても楽しかった!
誰も居ないと思い込み、廊下を一人笑顔でスキップしていたら、他社の部屋から出てきた人とバッタリ遭遇。不審がらずに笑ってくれたので良かった…。



 
妙なスキルが増えていく
 
sea
家屋に問題があり、クーラーが設置できない。なので気の向くままに船を見に行ったり、方々に出かけて行動的な夏。図書館には通い詰めるにつれ、読みたい本も無くなった。今は手当たり次第に読んでいて、最近読んだ中で一番何故読んだのか分からないものが「グッバイ 坐骨神経痛」。しかし偶然にも家族が坐骨神経痛になったので、実家に帰った時に本の通りにやってみた。症状が軽かったからかばっちり効いたようで、痛みが消えたと言う。
本って凄い。坐骨神経痛も治せるようになる。



2018.07 -
MEMO1